Modo V-Ray
1. ダウンロード及びインストール https://app.garagefarm.net でWeb Manager(Webダッシュボード)にログインし、右上の三本線から"my account"を選択して言語を日本語 に設定します。
Webダッシュボードの言語設定 ダッシュボードの上部にある[ダウンロード]パネルから、ご使用のオペレーティングシステムに合ったrenderBeamerアプリをダウンロードします。
Webマネージャーのダウンロードパネル renderBeamerのインストールが完了したら、アプリを起動してダウンロードディレクトリを選択します。ここがメイン出力先になります。次に、受け取ったアカウントIDまたはアカウントのメールアドレスでログインします。プロジェクトをアップロードしたり、レンダリングされたフレームをダウンロードするときは、常にアプリをバックグラウンドで実行する必要があります。
renderBeamer起動ウィンドウ - 左:デフォルトのダウンロードディレクトリ、右:ログインパネル renderBeamerにログイン後、歯車のアイコンを押し、”Language”から”Japanese”を選ぶことで日本語 にすることができます。
renderBeamerの言語設定 起動時に表示されるプラグインパネルでは、3Dアプリに追加するプラグインをインストールすることができます。
renderBeamerの3Dアプリプラグインのインストールパネル このプラグインパネルでプラグインをインストールすると、ファームでの作業が可能になります。 プラグインをインストールしたら、次のステップに進みます。
2. シーンを準備
Modoでシーンを開き、レンダーファームでレンダリングする準備をします。
私たちのプラグインは901バージョン以降に対応していますが、それ以前のプラグインを使用している場合でもレンダリング可能です。 詳細についてはお問い合わせください。 プラグインの動作に必要なV-Rayのバージョンは4+です すべてのアセットに正しいリンクが必要です。 理想的としては、すべてのアセットをシーンの隣のフォルダーに配置し、TextureManagerでそのパスにリンクさせます。 また、レンダーファームに送信するときは、シーンにアセットの欠落がないようにしてください。 アニメーションファイル(avi / mp4 / etc)は、アニメーション化されたテクスチャには適していません。また、.movファイルは使用できません。 それらをフレームシーケンス(jpg \ png程度)に変換し、画像シーケンスとして接続してください。 シーンでModoのデフォルトのテクスチャを使用している場合は、それらもご提供ください。 レンダリング範囲 – レンダリングしたい正しいフレーム範囲を設定します。 レンダーレイヤーと出力 - ローカルマシンでレンダリングするときと同じ方法で準備してください。 レンダリング領域 – 使用しない場合や必要ない場合は、オフにしてください。 レンダーパス- 完全対応しています。ローカルマシンでレンダリングする場合と同じように構成してください。 出力パターン – どのようなものでも問題ありません。弊社側ですべての出力経路の名前を変更し、独自の経路にリダイレクトします:\Scene_name-Renders\Renderlayername\Scene_name.#.xxx V-Rayレンダリング要素を使用している場合は、V-Rayレンダリング要素パネルでそれらをオンにしてください。
3. プラグインを使用
プロジェクトが準備できたら、renderBeamer というプラグインメニューを見つけてください。プラグインメニューには、”Beam it up"、"Beam it up Vray"、"コスト計算機"の3つのオプションがあります。V-Rayシーンの場合は、Beam it up Vray を選択してください。
Modoプラグインメニューウィンドウ 私たちのV-RayプラグインはV-Rayシーンエクスポーターとして(.vrsceneファイルに対して)機能します。 つまり、Beam it up V-Ray オプションでModoプラグインを使用すると、メインのmodo + V-RayシーンがV-Rayスタンドアロンを使用してエクスポートされます。 NPRキットなどの特定のプラグインは、固有の.vrsceneの制限により、V-Rayスタンドアロンレンダリングで正しく機能しない場合がありますのでご注意ください。 追加のプラグインを使用する場合は、最初に小さな解像度でテストレンダリングすることを強くお勧めします。
プラグインGUIでは、最初に出力形式を選択する必要があります。次に、使用可能なレンダリングモードの1つを使用してシーンの設定を完了する必要があります(そのままレンダリング、フルアニメーション、カメラアニメーション、ブルートフォースアニメーション、静止画像 )。各レンダリングモードは異なる種類のシーン設定用に特別に設計されているため、レンダリングするシーンのタイプに適したモードを選択するようにしてください。各モードは異なるGIおよびレンダリング設定を使用するため、不適切なモードを選択すると正しくレンダリングされないため、ご注意ください。
V-RayレンダリングエンジンのプラグインUI V-rayレンダリングエンジンのプラグインレンダリングモード:
そのままレンダリング - このモードではシーンは「そのまま」レンダリングされます。 すでにキャッシュされたGIがあるシーンや、GIキャッシュを必要としないショットに便利なモードです。 また、シーンのテストに使用したり、ブルートフォースなどの非定型のGI設定にも使用できます。このモードでは、GIキャッシュオプションは提供されません。 フルアニメーション – ベイクとレンダリング – このモードは、オブジェクトのアニメーション、マテリアルの変更、カメラ、またはライトの動きを含んだ完全にアニメーション化されたシーンに使用する必要があります。一般的に、シーンにアニメーションカメラ以外のものが含まれている場合は、フルアニメーションモードを使用する必要があります。プラグインは、このモードにおいて2つのジョブを作成します。一つ目のジョブはGIキャッシング -「ベイク」シーンと呼ばれるもの、二つ目のジョブはシーンのレンダリングです。シーンのレンダリングは、一つ目のジョブから事前にキャッシュされたGIマップを使用します。フルアニメーションモードでは、選択したレンダー範囲のフレームごとにGIがキャッシュされるため、シーンが0で始まりフレーム100で終わる場合、101のGIマップファイルを受け取ります。各GIマップは個別のノードで計算されるため、プロセスは非常に高速で安定しています。フルアニメーションモードは、イラディアンスマップとライトキャッシュでのみ機能します。 フルアニメーションモードを使用する前に、GI設定がイラディアンスマップとライトキャッシュに設定されていることを確認してください。 それ以外の場合は、そのままレンダリングモードを使用してください。 カメラアニメーション - ベイクとレンダリング - このモードは、カメラが唯一のアニメ化されたオブジェクトであるシーンで使用できます。カメラアニメーションモードは、イラディアンスマップとライトキャッシュでのみ機能します。このモードでは2つのジョブ(GIキャッシュ、レンダリングジョブ)が作成されます。一つ目のジョブは、「ベイク」シーンと呼ばれるGIキャッシングです。 GIキャッシュは、選択した「ベイクステップ」パラメータを使用して計算されます。 GIキャッシュジョブの場合、現在のイラディアンスマップモードタイプを「現在のマップに追加」に、ライトキャッシュモードタイプを「フライスルー」に切り替えます。二つ目のレンダリングジョブでは、両方のGIエンジンを「ファイルから」モードで使用します。 GIキャッシュは、ベイクステップとベイクジョブのパラメーターを使用して行われます。デフォルトのベイクステップ値は10であるため、シーンが0で始まり100フレームで終わる場合、キャッシュされた11フレーム(最初と最後のフレームを含む)を1つの.vrmap(イラディアンス・マップキャッシュ)ファイルに保存します。カメラアニメーションを使用する前に、GI設定が放射マップとライトキャッシュに設定されていることを確認してください。それ以外の場合は、「そのままレンダリング」モードを使用してください。 静止画像 - レンダリング/ベイクおよびレンダリング - これは弊社のカスタム分散レンダリングシステムで、特に高解像度の静止画用に設計されています。選択した設定に応じて、このモードでシーンを送信すると、GIキャッシュ、レンダリング、マージの2つまたは3つのジョブが作成されます。事前にキャッシュされたGIがある場合は、ベイクスイッチをオフにして、「ファイルから」モードでGIマップを接続できます。これらはシーンとともにアップロードされ、レンダリングに使用されます。ベイクをオフにすると、プラグインは強制的に2つのジョブ(レンダリングとマージ)をファームのレンダリングキューに転送します。ベイクスイッチがオンの場合、GIキャッシュ、レンダリング、マージという3つのジョブを受け取ります。静止画像モードは、「ストリップ」(水平または垂直のレンダー領域)でシーンをレンダリングします。ストリップレンダリングジョブが完了すると、ストリップはマージジョブで本番の解像度フレームに繫がります。静止画像モードでは、GIをあらゆる種類のイラディアンスマップとライトキャッシュの組み合わせ(IR + LC、IRのみ、LC + LC、LCのみなど)でキャッシュできます。”ブルートフォース+ブルートフォース”のようなGI設定はキャッシュできません。キャッシュ不可のGI設定を使用すると、GIレンダリングで問題が発生する場合がありますのでご注意ください。たとえば、”BR + BR”の設定では、各レンダーノードが継ぎ目からGIを計算するため、ストリップをレンダリングするときにストリップに継ぎ目が見える状態で受け取ることになります。 高解像度の静止画に使用する、ストリップモードのV-RayレンダリングエンジンのプラグインUI ご希望のレンダリングモードを選択したら、[ファームに送信]ボタンをクリックします。シーンが.vrscene形式にエクスポートされ、再リンクされて、renderBeamerアプリに転送されます。 シーンのサイズによっては、このプロセスに1分以上かかる場合があります。 シーンがV-Rayによってエクスポートされている間は、modoGUIを触らないことを強くお勧めします。
4. プロジェクトをアップロード
プラグインがシーンのエクスポートを完了すると、プロジェクトはrenderBeamerにリダイレクトされてアップロードされます。 renderBeamerは、プラグインと連携して動作するスタンドアロンのアップローダー/ダウンローダーアプリケーションで、ファイル転送を処理します。
シーンが完全にアップロードされると、Webマネージャー(Webダッシュボード)へのリンクが記載されたウィンドウがアプリから表示されます。続行するには、「ここをクリックしてジョブを送信」 をクリックしてください。何らかの理由でウィンドウを閉じてしまった場合や機能しなかった場合、Webダッシュボードのプロジェクトから、後でシーンファイルをクリックしてシーンを送信できます(詳細は次のステップで)。リンクをクリップボードにコピーして、手動でWebブラウザーに貼り付けることもできます。
renderBeamerのレンダーファームにジョブを追加する際のウィンドウ
5. ジョブの送信及びレンダリング進行状況モニタリング
プロジェクトがアップロードされたら、最後にレンダリングするジョブを作成してファームに送信します。 Web Managerですべてのプロジェクトとレンダリングジョブの管理ができます。
前のステップでrenderBeamerによって生成されたリンクを開くと、いくつかの項目と設定が記載されたジョブ送信ウィンドウが表示されます。 リンクを開かなかった場合、またはリンクが機能しなかった場合は、プロジェクトパネル でプロジェクトを見つけ、プロジェクトフォルダー内でシーンファイルを見つけ(フォルダー構造で「データ」というフォルダーを探します。例:Project_name/data/SceneName.max )、クリックしてジョブウィンドウを開きます。
Web Managerファイルブラウザーから直接レンダリングにシーンを追加 ジョブを送信するときに、高、中、低の3つの優先順位から選択できます(詳細については、料金ページ とFAQページ をご覧ください)。ファームの現在のキューを表示することもできます。各優先度の待機時間の長さも比較できるので、優先度を決定する際ご参照ください。
レンダリング設定を最終チェックし、優先度を選択したら、[送信] をクリックしてジョブをレンダリングキューに追加します。 初めてのユーザーの方は、25ドル相当のクレジットを取得してサービスをテストしてください。 クレジットでいくつかのテストジョブを実行し、サービスの使い心地をお試しいただけます。
ヒント
ジョブを右クリックして、優先度の変更、ジョブの一時停止、ジョブの強制終了、ジョブのアーカイブなどの追加オプションを設定できます。
注意
見積もりはその時点で完成しているフレームに基づいており、あくまでも概算です。 プラグインで指示されたようにテストジョブをレンダリング(1to100s10などのステップを使用)することは、より正確な見積もりを得ることができ、起こりうるエラーの検出を可能にしますので強くお勧め致します。
レンダリングキューに追加されたジョブとマウスの右クリックで設定できるオプション ジョブのレンダリングが開始されると、現在処理されているフレームの進行状況をリアルタイムで確認できます。 メインプロジェクトリストからレンダリングジョブを選択し、右上の矢印をクリックして進行状況パネルを開きます。
現在レンダリング中のフレームを表示するWebManagerの進行状況パネル アクティブなフレーム - 現在レンダリング中のフレームを表示します。フレームが終了すると、2番目のセクション「完了したフレーム」 に移動します。 「完了したフレーム」のリストで任意のフレームを選択すると、下部の「処理結果」 セクションのレンダリング出力処理ログにアクセスできます。
ヒント
進行状況パネルの[アクティブなフレーム]セクションで、現在レンダリングされているフレームのいずれかを右クリックすると、ノードからリアルタイムのレンダリングログにアクセスできます。
注意
ジョブのレンダリングが終了すると、すべてのフレームがレンダリングされて、リストが「完了したフレーム」に移動されるため、「アクティブなフレーム」セクションのフレームリストは空になりますのでご注意ください。
「アクティブなフレーム」のセクションでアクセス可能なノード上で右クリックすると、リアルタイムレンダリングログが確認できます。
6. フレームダウンロード及び確認
レンダリングが完了した各フレームは、renderBeamerアプリケーションで選択したディレクトリのローカルドライブに自動的にダウンロードされます。ダウンロードフォルダーの場所がわからない場合は、もう一度確認するか、renderBeamerの設定で変更できます(歯車アイコンをクリックします)。また、フレームがレンダリングされ次第ダウンロードされるように、自動ダウンロード がオンになっていることを確認してください。このボックスがチェックされていない場合各ジョブをクリックし、フレームを手動でダウンロードします。
自動ダウンロードがオンになっているrenderBeamerのデフォルト設定 何をいつダウンロードするかをより詳細に設定したい場合は、フレームを手動でダウンロードすることもできます。それには、renderBeamer設定で自動ダウンロード のチェックボックスのチェックを外して「ダウンロード」タブに移動します。次に、チェックボックスを使用して該当のレンダリング出力を選択し、ダウンロードボタンをクリックします。
renderBeamerで選択したレンダリングジョブのフレームをダウンロードする このワークフローは選択した1つ、または複数のすべてのレンダリングが完了したフレーム をダウンロードします。 ただし、renderBeamerには、個々のフレーム をダウンロードするオプションもあります。 これを行うには、右クリックからリストファイル機能を設定します。
renderBeamerで選択したレンダリングジョブのファイルリストオプション 選択したジョブのファイルがリストに表示されたら、ロールダウンのチェックリストからダウンロードするファイルを選択し、ダウンロードボタンをクリックします。
renderBeamerは、レンダリングジョブから選択されたフレームのみをダウンロードします フレームがダウンロードされたら、右クリックから「ディレクトリを開く」で、フレームが保存されているフォルダーを開くことができます。
注意
フレームをすぐにダウンロードしたいレンダリングジョブがある場合は、必ずrenderBeamerを実行したままにしてください。ただし、ある一定の瞬間にフレームがダウンロードされない場合があります。これはアプリケーションがサーバー上のファイルを15分のサイクルでチェックしているため、そのサイクル間はダウンロードされないためです。リスト更新をクリックすると、次のサイクルを待たずに強制的にチェックを行います。
7. クレジット購入
すべてのお試しクレジットを使い切った場合、サービスを続けて使用するにはアカウントにクレジットを追加する必要があります。残高が0ドルを下回ると 、レンダリングされたフレームをダウンロードしたり、新しいレンダリングジョブを開始することができなくなります。ウェブマネージャーの「お支払」パネルでお支払いいただけます。デビットカード、クレジットカード、PayPal、DotPayでのお支払いが可能です。
レンダリングを頻繁に行う場合、または定期的にレンダリングする予定がある場合は、ボリュームディスカウント をご確認ください。
8. お問い合わせ
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