パート1 : オンラインレンダーファームの使用方法


オンラインレンダーファームの使用方法
時間とお金を節約でき、ストレスも軽減し、それにより事業効率をアップできるレンダーファームの使用方法をご紹介します。‍

目次

1.はじめに

2.コスト見積もり

3.オンラインレンダーファームモデル

4.クラウドレンダリングサービスのパイプラインの概要

5.事前計画

6.まとめ

1.はじめに

過去数年間でレンダーファームサービスの市場は、CG業界が大きくなるにつれ、納品のスピードアップが求めれることから比例して拡大しています。
映画スタジオによって作られた大規模なレンダーファームは以前から存在していましたが、インターネット接続が遅いなどの問題のため、一般的ではありませんでした。
その後インターネットの使用できる幅が広がったことにより、ウェブに接続された任意のコンピューターからコンピューティングセンターにアクセスできるようになり、クラウドサービスがブームになりました。そしてこの時から、オンラインレンダーファームを介してコンピューターグラフィックスをレンダリングすることも難しくなくなったのです。


オンラインレンダーファームは、オンデマンドで多くのレンダリングパワーにアクセスする必要があるフリーランサーやスタジオにとって、理想的なサービスです。
レンダーファームにアップロードする時間とレンダリングする時間を合計しても、自分の作業場や数台のマシンを利用してプロジェクト全部をレンダリングするよりはるかに短くなります。
また、1画面だけでもレンダーファームに送信でき、画像はストリップに分割され、並列にレンダリングされた後最終的にフレームにマージすることもできます。
クラウドレンダーファームは究極の時間節約になり、また下記のような頭痛の種から解放してくれます。

  • サーバールームに投資する大きなコスト
  • 複数のレンダリングライセンスの購入と管理
  • ハードウェアの問題への対応
  • 3〜5年ごとに新しい部品や新しいコンピューターを購入する必要性
  • 閑散期に未使用になるベアメタルの管理

多くの場合、レンダーファームサービスは、ソフトウェアに統合できるプラグインを提供しており、それを介してサービス自体を作業工程のツールの一つとして使用できます。

他のCG制作ツールと同様に、レンダーファームでのレンダリングは、ワンクリックで期待通りのものが手に入る魔法のボタンではありません。
作業効率を上げてくれることは確かですが、必要な予防措置を講じないと、使用できないフレームがレンダリングされてしまったり、余計な出費が重なる可能性があります。
まずは使い方を把握して効率よく使用しましょう。


このガイドでは、まだレンダーファームに慣れていない方に、初歩的なミスや出費の回避方法、時間の見積り方、効率的な使用方法をご紹介していきます。


2.コスト見積もり

一般的にレンダーファームサービスは、1ノードでの1時間あたりのレンダリングの価格、Ghz換算時間、またはその他のノードの使用量の換算方法で価格をご提示します。
これは大まかな予算感を把握したいときに便利ですが、概算にすぎず、特定のプロジェクトの正確なコストを表しているわけではありません。

多くのレンダーファームと同じように私たちガレージファームでも計算機をご提供しているので、初めに予算の組み立てをする際に、レンダリングの予算感をつかむためのものとしてご使用ください。

コスト計算機

レンダーファームは、アニメーションの長さ、フレーム数、または出力解像度だけに基づいて、プロジェクトにかかる費用を正確に予測することはできません。

そこでまずコスト計算ツールを使用します。

使用方法はレンダーファームごとに異なりますが、一般的には非常に簡単です。
コスト計算ツールは、ファームの処理能力の速度のベンチマークをあなたのPCの処理能力と比較することにより、コストの見積もりを算出します。
この比率(ファーム速度対あなたのPCの速度)に、コンピューターで1フレームをレンダリングする平均時間、フレーム数、そして最後に時間単位あたりのレンダリングコストを掛け算します。
いくつかの例を見てみましょう。

上記の例は、ファーム上のシーンのレンダリングの合計時間の計算結果を示しています。

このようなシーンのレンダリングのコストは、合計時間の計算とコスト率を掛け算した結果に基づいています。


最初の例で得たレンダリング合計時間に基づいて、レンダリングのコストを計算できます。

1時間のレンダリングのコストは、各社が提供するサービスや優先順位によって異なります。また、いくつかのレンダーファームでは、合計金額が高額になった際にボリュームディスカウントや特別なパッケージなどを提供しています。これらの特典は大抵、価格自体にをあまり下げないのですが、支払い金額に加えて追加のレンダリングクレジットを提供したりしています。

この特典は長期的に見れば大幅なコスト削減になり、レンダリングのニーズが高いスタジオにとっては特に有益です。

上記の例では、1Ghzの速度でレンダリングした場合の1時間の平均的なコストに、特定のプロセッサの能力を掛け算しています。
その結果として、指定されたのプロセッサで1時間レンダリングする場合のコスト率が算出されます。

レンダーファームは、請求の単位として「Ghz 時間」を使用することがよくあります。コスト率を表示するこの単位は一般的に広く使われていて、さまざまなファームを比較するときに便利です。
多くの場合、レンダーファームは、さまざまなタイプのプロセッサを使用するノードから構築されるため、そのノードの速度によって最終的なコスト率は異なります。

‍上で示した計算式は、プロジェクトがファームへアップロードされた瞬間から、最後のフレームのレンダリングが完了するまでに必要な時間を示しています。

そして下記の状況によってそれぞれかかる時間が変わります。

  • 合計レンダリング時間 – プロジェクトの大きさと、1つのノードでの1フレームあたりのレンダリング時間が異なります。
  • 待機時間 – 選択した優先度/プラン、ノードの使用使用状況、そして同じプランを選んだ他のユーザーが自分より先にレンダリング開始していた場合の順位などによって変わります。※
  • ジョブに割り当てられたノードの数(選択した優先度/プランとノードの使用状況によって決まります) – その時点のファームの負荷によって、その都度使用できるノードの数が決まります。※
  • 技術的な問題 – パイプラインによっては、ファームのシステムを調整または再構築する場合があります。このような場合、サポートチームが対応するのに時間を要する可能性があります。

    ※サーバーレンタルモデル等には適用されません。

補足

特に別のコンピューターでプロジェクトをレンダリングする場合は、プロジェクトを整理しておくことをお勧めします。
3Dアプリケーションのオプションにある「プロジェクトフォルダ」を使用してください。カスタムパイプラインを使用する場合は、シーンに不足しているアセットや長すぎるパスがないことを確認してください。

コスト計算ツールは、レンダリングの大まかな見積もりを知るのには便利ですが、あくまで概算なので、プロジェクトの予算を組む際の初期ベンチマークとしてご使用ください。

コスト計算ツールは、プロジェクトの読み込み時間、再レンダリングが必要な問題のあるフレーム、GIキャッシュの計算に必要な時間などの要素は計算に入れていません。
したがって最終的な料金が計算結果よりも高くも低くもなり得るため、大抵のレンダーファームは計算機に免責事項を記載しています。

さらに詳しく、オンラインレンダーファームについてご紹介していきましょう。

レンダーファームを構築するとなると、かなりの作業量になります。

すべての部品を組み立てるだけでなく、メンテナンスも頻繁に必要です。


3.オンラインレンダーファームモデル

オンラインレンダーファームは、高速インターネット接続を備えた高速サーバーとノードが大きなセットになっています。

スピードを最速化し、電力使用量を最適化するために、新しいモデルのコンピューターから組み立てられています。ただし、ファームはすべてのノードを毎月最新のテクノロジーにアップグレードする必要はありません。オンラインレンダーファームの力は、ネットワークレンダリングの拡張性と並列性にあります。

クラウド上でプロジェクトをレンダリングするには、いくつかの方法があります。

  1. クラウドレンダリングサービス - 複数のノードを介してレンダリングするためのソフトウェアに簡単にアクセスできます。この方法は大抵自動化されており、レンダーファームはデータストレージとコンピューティング能力を提供するだけでなく、インフラストラクチャ上の3Dレンダリングソフトウェアのライセンスコストにも対応してくれます。クラウドレンダリングサービスは通常、ファームが提供するソフトウェアのセットアップ、サポートなどの料金はすべて込みになっており、また、ツールに追加料金を払う必要はなく、レンダリングされたデータの量に対してのみ料金を支払います。
  2. 協調型分散レンダリングシステム -  レンダリングを支援するためにボランティアで参加した他人のコンピューターと連携して、各ノードとして使用し合うシステムです。
  3. サーバーレンタル - 強力なサーバーへリモートでアクセスし、自宅やスタジオで使用しているように作業できます。
  4. IaaS(サービスとしてのインフラストラクチャ) - 必要に応じて拡張できるコンピューティング能力やデータストレージなどのリソースを提供するクラウドサービスです。ソフトウェアのインストール(オペレーティングシステムを含む)、構成、およびレンダリングパイプライン設定はユーザー側に委ねられています。

これらそれぞれには長所と短所があります。

クラウドレンダリングサービス

  • オンデマンドで利用可能
  • 多数のノードでのレンダリング
  • 一般的に自動化されているレンダリングシステム
  • シーンの準備とサポートされているソフトウェアのアップロード用のプラグインが付属している
  • ジョブ、プロジェクト、コスト、トラッキングの管理がシンプルで便利

協調レンダリング

  • 無料で使用できる(レンダリング能力を他のユーザーと共有する)
  • コミュニティベース
  • データセキュリティレベルが低い
  • レンダリング時間の見積もりが困難
  • 問題のトラブルシューティングが困難
  • すべてのコンピューターがシーンのハードウェア要件を満たすという保証がない

サーバーレンタル

  • 手動セットアップ
  • 自分の好きな方法でプロジェクトに取り組むことができる
  • シーンのクイックテストと微調整をプロジェクトを再アップロードすることなしにできる
  • レンダリングの進行状況をリアルタイムで確認できる(統計、フレームバッファー)
  • レンダリングの順番を待つ必要がない。サーバーにログインした瞬間からレンダリングを開始できる。
  • レンダリングするシーンが、分散レンダリングシステムで行った場合のようにファームのツールによって変更されることがない。レンダリングの問題が少なくなり、トラブルシューティングが速くなる可能性がある。
  • マイナーなもの、カスタマイズされたもの、または廃止されたソフトウェアのレンダリングが可能

IaaS –サービスとしてのインフラストラクチャ

  • 高度にカスタマイズ、拡張可能
  • 大量の利用可能リソース(計算能力とデータストレージ)
  • カスタムソリューションを必要とする大規模なプロジェクトを扱うスタジオに適している
  • マイナーなもの、カスタマイズされたもの、または廃止されたソフトウェアのレンダリングが可能
  • パイプライン作成および管理には、スタジオに高度な技術チームが必要
  • 構成に時間がかかる

自動化されていることと技術者からサポートを得れるため、クラウドレンダーファームサービスを使用することが一番安心な選択です。クラウドレンダリングサービスは、プロジェクトを進行する上でのステップの一つとして利用できます。では利用するには何を必要とするのか見ていきましょう。


4.クラウドレンダリングサービスのパイプラインの概要

シーンの準備とアップロード

外部アセットのシーンの互換性を、ファームのシステムに合うように変更する必要があります。レンダーファームのプラグインがこれを最適化し、ローカルマシン用に準備したものとは異なる設定を必要とする場合でも、レンダリングプリセットを提供します。

最初の準備の後、FTPアップローダーのようなプラグインの機能を使用して、シーンはファームにアップロードされます。


補足

プラグインを使用する前に、シーンの変更を保存することをお勧めします。

補足

シーンの新しいバージョンをファームにアップロードする前に、ローカルでフレームのテストを実行し、参考として保存することをお勧めします。必要な修正が非常に小さい場合でも、テストを実行し、常にシーンの最新のバージョンがファームで正常にレンダリングされることを確認してください。

この段階でファームのプラグインを使用しない場合、プロジェクト(シーンとすべてのアセット)はファームのガイドラインに従って手動で準備し、FTPまたは同様のツールでアップロードします。

レンダーファームのデータセンターは、火災、洪水、オーバーヒートへの対策、また空気の清浄度を確保するために、高いセキュリティ基準を満たす必要があります。

レンダリングとジョブ管理

シーンをクラウドレンダーファームにアップロードしてジョブを起動すると、レンダー管理ソフトウェアによってファームのノードネットワークに送信されます。プロジェクトのボリュームに応じて、すべてのノードにプロジェクトがロードされる時間が長くも短くもなり得ます。レンダーファームは、ネットワークの速度を最適化することでこれに対処します。

次に、管理ソフトウェアは、各ノードにそれぞれの3Dプログラムにシーンをロードするように指示します。これもシーンのサイズにが影響します。ご存知のように、3Dソフトウェアでシーンを開く時に時間がかかる場合があります。シーンとアセットの量だけによるわけではありませんが、すべての3Dプログラムにはそれぞれの「スタイル」があります。

レンダリングプロセスの部分は、コスト計算機では考慮されません。ベンチマークを比較することでレンダリング時間を比較できますが、レンダリングの開始から終了までの時間だけです。普段ご使用のPCでシーンの読み込みをするときの時間とは異なる場合があります。リモートサーバーの場合、シーンはアップロード直後にレンダリングできるよう用意され、ローカルコンピューターと同じように自分でレンダリングを設定できます。

3Dアプリケーションとレンダリングエンジンは、ご使用のハードウェアセットアップとは異なる方法でプロセッサの機能を使用するため、レンダリングの時間が変わる場合があります。 計算機を使用するときにご留意ください。

メモ

この段階で大抵のレンダーファームは、ユーザーにデスクトップアプリケーションまたはWebインターフェイスを介してジョブ管理システムを提供します。ユーザーはレンダーファームマネージャーを介して、レンダリングの進行状況追跡、レンダリングの優先順位/計画変更、レンダリング終了や一時停止、または他の管理ツールを使用できるようになります。

一般的なクラウドベースの分散型CPUレンダリングのインフラストラクチャは多数のノードを用います。各ノードとデータセンター全体に対して、効率的で非常に高性能な冷却システムが必要となります。

ダウンロード

フレームの準備ができたら、ファームのダウンロードアプリケーション、FTP、またはファイル共有サービスを通じてコンピューターにダウンロードします。

5.事前計画

この時点で、レンダリング行うために内部では多数のプロセスを経ていることがお分かりいただけたかと思います。そのため簡単にソフトウェアを使用し、便利にレンダリングすることができるのです。
シーンはパイプラインからファームのコンピューターにセットされます。レンダーファームは、なるべく大きな変更がないようセットアップを試みますが、それでも制作された環境とは違ってきます。


レンダーファームの仕事はあなたの時間を節約することですが、非常に技術的なサービスなので、事前に色々と自分でも確認をしておくことをお勧めします。急がば回れといわれるように、急いでいるときほど事前確認が、作業効率を向上させてくれます。

一番お勧めするのは、本番レンダリング前にシーンの1フレームをテストレンダリングすることです。初期バージョンや同じ3Dソフトウェア機能を使用するシーンがある場合は、問題になる可能性のあるシーンを除外し、必要に応じてファームとユーザー側が調整を行えるようにします(ただし、最終バージョンは、本番レンダリングの前にテストする必要があります)。


初期テストを行うメリットについて

  • レンダーファームのワークフローとそのツール操作に慣れることができます。
  • ご使用のインターネット接続状態や会社のネットワーク制限がファームでどのように機能するか確認できます。
  • ファームサービスプロバイダーは、あなたの3Dソフトウェアまたは外部プラグインのサポートを準備する時間を確保できます(追加のサポートまたはアップグレード/ダウングレードが必要な場合)。
  • プロジェクトが自分のPCと同じようにレンダリングされるかを確認できます。微調整が必​​要な場合もあります。
  • テクニカルサポートチームとやりとりすれば、どのようにサポートを受けることができるかなどを確認でき、またサポート側もあなたのプロジェクトのパイプラインとレンダリングのニーズを知ることができます。

インターネットアセット–パスの欠落、シェーダーの間違い

インターネットからダウンロードしたアセットを使用している場合、レンダリングで問題が発生することがあります。 Evermotionのようなプロのオンラインショップのアセットは優れたモデルを提供しているのですぐにレンダリングできますが、あまりよくわからないソースからダウンロードする場合、モデルには、レンダリング中に問題を引き起こす可能性のある、他のレンダリングエンジンからの空のパスやシェーダーが含まれる場合があります。 モデルに存在しないテクスチャや他のレンダリングエンジンのシェーダーを指すパスがないことを確認してください。

レンダーファームのハードウェアが一度に更新されることはめったにありません。そのため、速度の異なる複数のタイプのノードを使用し、ノードの電力に応じて支払います。

対応ソフトウェアの確認


すべてのレンダーファームは、対応している3DソフトウェアについてWebサイトで詳細なリストを提示しています。

ただし、使用されているプラ​​グインとソフトウェアビルドの数は非常に多いため、ファームが特定のバージョンで実際にレンダリングできるかどうかを再確認する必要があります。

それでもよくわからない場合は、サポートチームに連絡して、正確なバージョンをサポートしているかどうか、特に非常に古いまたは実験的なビルドを使用している場合は、お尋ねください。これにより、ファームがソフトウェアをアップグレードまたはダウングレードする準備ができているかどうか、そしてその条件を確認していただけます。これは、パイプラインで必要なるワークフローの、あらゆる種類のカスタマイズにも関係してきます。


ヒント

ファームにソフトウェアのバージョンをサポートしているかどうかを確認する際、「プラグインの最新バージョンを使用している」とは伝えないほうがいいでしょう。レンダーファームのソフトウェアバージョンは、スタジオバージョンとは違った方法で番号が付けられることがあります。さらに、ファームではまだリリースされていないバージョン(またはその逆)にアクセスできます。そのため誤認からミスを招く可能性があるので、ソフトウェアの正確なビルドを提供することをお勧めします。(メインのバージョン番号だけではありません)

機能とEULAの確認

レンダーファームでレンダリングする前に、特定の機能に注意し、ユーザー契約を確認する必要があります。これらは通常、登録プロセス中に表示されます。


特に重要なトピックは以下です。

  • データストレージ – レンダーファームはクラウドストレージサービスではないため、レンダリングとプロジェクトを永久に維持することはできません。アップロード後またはレンダリングの完了後に、ファイルがファームのサーバーに保持される期間を確認することをお勧めします。保存されたデータより大きいボリュームを使用する必要がある場合、ボリューム制限または追加料金があるかをご確認ください。
  • レンダリングクレジット – 一部のファームでは、特定の期間が経過すると期限切れになるクレジットを提供する場合もありますのでご注意ください。
  • 払い戻しのポリシー – レンダーファームには、クレジットが払い戻しができるかに関してさまざまなポリシーがありますのでご確認ください。
  • テスト目的のクレジットの配布 – 大抵のレンダーファームでは、新規ユーザーにテスト用のクレジットを提供します。これは、初めてのユーザーが手軽にサービスをテストできるようにするためです。

オンラインレンダーファームは24時間365日稼働しています。
カスタマーサポートにも同じく年中無休でアクセスできます。

NDA

他のクラウドサービスと同様に、すべてのレンダーファームはユーザーのデータを厳重に管理しています。

追加で契約が必要な場合は、ファームとNDA(機密保持契約)に署名することも可能です。

ユーザー側が準備できない場合でも、ファームでご用意することが可能です。

ボリュームディスカウント

大規模なプロジェクトをレンダリングする場合、または長期にわたって定期的にクラウドレンダリングを必要とする場合は、ファームからの割引やその他の特別なオファーを確認することをお勧めします。これにより最終料金を大きく抑えることが可能です。

お支払い方法、請求書

自分の支払いたい方法や、請求書の発行がファームで適用されるか事前にご確認ください。お住まいの国ではPayPalのような特定の種類の銀行振込やサービスが禁止されており、ファームが別の振り込み方法を探す必要がある場合があります。

休暇中のレンダリング–チャリティーおよび個人プロジェクト

一部のレンダーファームは、無料または電気代のみでレンダリングサービスを提供することにより、慈善活動をサポートしたり、アーティストやスタジオ向けの特別なプログラムを提供したりしています。

多くの企業と同様に、レンダリングサービスにもトラフィックが増減する期間があります。これらは通常、連休期間や、シーズン休暇の広告のリリース後などです。


個人的なプロジェクトで急いでいない場合などは、これらの閑散期にレンダーファームを利用するのがお勧めです。ファームには共有するアイドルノードが多くあり、キューが短いため、長く待たずに安価な優先順位でレンダリングできます。

6.まとめ

オンラインレンダーファームを初めて使用する際は色々と混乱するかもしれません。色々なワークフローがありますが、他のCGツールと同様に、テストして慣れていくことで便利に使用できます。

最初のステップは、ソフトウェアのサポートと価格を確認することです。Ghzあたりの料金を比較したり、コスト計算機を使用できますが、計算機の結果は多くの要因を考慮していないため概算に過ぎません。予算感を大まかにつかむという感覚でご使用ください。

本番レンダリングの最終プロジェクトをアップロードする前に、テストすることをお勧めします。ファームのパイプラインを介してテストシーンを送信すると、様々な段階の問題が除外されレンダリングプロセスがスムーズになります。

長くなりましたが次の記事では、より詳細な見積もり方法の出し方と、テスト時に問題の検出を迅速に行う方法をご紹介します。

パート2に進んでテスト戦略の詳細を学びましょう。

クレジット

このガイドはMichałMoś(ミハウ・モシ)によって書かれ、GarageFarm.NETのチームの助けを借りて編集されました。(元記事:https://garagefarm.net/blog/how-to-use-online-render-farm

ここでご紹介している知識は、10年以上レンダーファームを運営してきた、彼の豊富な経験に基づいています。

MichałMoś(別名Andrew)はGarageFarm.NETのメンバーで、アニメーションやトラブルシューティングからテクニカルライティングまで、3Dレンダリングのトピックを専門としています。彼は、CGアーティスト、デザイナー、インストラクターとして、数多くのデザインおよび建築会社に従事していた経験も持ち、主に 3ds Max、C4D、V-Ray、Octaneを使用しています。絵を描くこと、執筆、そしてテーブルRPGが趣味です。

https://michalmos.carbonmade.com

https://blog.garagefarm.net/


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