オンラインサービス: レンダーファームなどのデジタルサービスがどのようにビジネスに役立つのか

オンラインサービス: レンダーファームなどのデジタルサービスがどのようにビジネスに役立つのか

現在、3D 業界ではより高速なワークフロー、よりアクセスしやすいソフトウェア、および 3D 空間でデジタルメディアを操作できる新しい方法をなどの開発が進んでいます。 また、チームメイトや共同作業者が物理的に近くにいなくても、フレキシブルに共同作業でき、質の高いコンテンツをより短い時間枠で作成できる方法などの開発に、今まで以上に力が入っています。

現在、より多くのプロジェクトを獲得したり、デジタルコンテンツをできるだけ早く制作するために、3D アセットライブラリ、ビジネスに対応できるオープンソースソフトウェア、クラウドレンダリングサービスなど、オンラインでのリソースを活用することがビジネスの鍵になっています。

3D アーティストおよびデザイナーなら、競争が激化するこの3D業界で、安定した月収よりもプロジェクト指向の仕事に従事することになるかもしれません。 ハードウェアへの投資は優先順位としては現実的ではないかもしれません。また、今こそオリジナルのコンテンツに力を注ぐべき時かもしれません。 いずれにせよ、私たちは新たな次の世代の不確実性を目の当たりにしており、デジタル世界が提供するすべてのリソースで武装してそれに立ち向かって行こうとしています。

サードパーティのサービス

レンダーファーム サービス

レンダーファームのサーバーセンター

GarageFarm.NET は業界最安値を試み、24 時間年中無休のサポートサービスを提供するレンダーファームです。日本語対応レンダーファームで、一般的な3D ソフトウェアとレンダー エンジン用のプラグインも提供しています。 そして最近、新しい強力なGPU レンダー ファームも発表しました。 GPU のレンタルとレンダーファームの使用の違いは、GPUレンタルの場合、ユーザーは GPUワークステーションに直接アクセスでき、直にプロジェクトに取り組むことができます。 レンダーファームは厳密にはレンダリングのみ専門です。GarageFarm.NET を使用すると、新規登録で 25 ドル相当の開始クレジットがもらえ、ファームを試すことができます。また、ケーススタディやプロジェクトのスポンサー、コラボレーションなど、クラウドレンダリングを通してアーティストの方々と積極的にコラボレーションを行っています。サーバーを利用してクラウドレンダリングをしてみたいという方は是非ご確認ください。

大規模なプロジェクトの場合、大幅な割引が適用されます。 詳細については、価格ページを参照してください。

GPUサーバーのレンタル

Xesktop は、高性能 GPUサーバーへのアクセスを1時間6 ドルでご提供するリモート GPU サーバーの レンタルサービスです。 これは、個人のワークステーションでは重い、計算能力の負荷が高いプロジェクトや、レンダー ファームでレンダリングできない場合など、GPU レンダリングの代替として使用できます。 11 GB vRAM を搭載した 10 個の GTX 1080Ti カードを搭載したサーバー、または 16 GB vRAM を搭載した 8 個の Tesla V100 カードを搭載したサーバーから選択できます。 Xesktop は、24 時間年中無休のサポートと、試用とセットアップのために 1 時間無料のサービスも提供しています。

ワークステーションのセットアップはバーチャルイメージとして保存されるため、ユーザーはいつでも既存のプロジェクトに戻ることができます。

3D アセット、スキャン、テクスチャ

3dModel、テクスチャ、ボリューム、および hdri マップは、大抵のプロジェクトにとって重要ですが、コストがかかる場合があります。 既存のアセットがないと、プロジェクトを完成させるのに 2 倍以上の時間がかかり、締め切りに間に合わないこともあります。 しかしこれらのアセットを低コスト、または無料で見つけることができる場所がいくつかあります。

3dBee.IT

インテリア ・建築ビジュアライゼーションのために、3dBee.IT では高品質の 3D モデル、マテリアル、家具、電化製品、装飾、および食品など、最適化されたスキャンを提供しています。このサービスはサブスクリプションが必要ですが、クレジットパックを購入すれば、アセットの多くはわずか 5 ドルまたは無料で利用できます。

Textures.com は3D 用のテクスチャ、マット、最近では 3D アセットで広く知られているリポジトリの 1 つです。 サブスクリプションが必要ですが、無料アカウントでは毎月 15 クレジットが付与され、いくつかのアセットに使用できます。

これら 3 つのプラットフォームは、それぞれモデル、テクスチャ、および hdri マップのリポジトリです。 これらのサイトは、オープン ソースの支持者である Greg Zaal、Rob Tuytel、Cameron Casey によって運営されていて、すべてのアセットは CC-0 ライセンスで無料でダウンロードできます。つまり、認定を必要とせずにあらゆる目的に使用できます。 これらのサイトは、Patreon のサポートや、Epic Games などの企業からの助成金を通じて、コミュニティによって維持されています。

ソフトウェア

3ddcc は高価なこともあり、最新リリースへのアップグレードやサブスクリプションの継続など、状況に合わせて使い続けなければならない場合があります。 しかし幸いなことに、オープンソースやフリーウェアなどの代替手段を、パイプラインに不可欠なツールで部分的、または全体的に活用することができます。

Blender

Blender は、オープンソースの 3D 作成ソフトウェアです。 モデリング、リギング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング、合成、モーショントラッキング、ビデオ編集など、3D 制作のパイプラインのあらゆる部分で使える強力なツールに成長しました。初期の頃はそこまで信頼されていませんでしたが、 簡単にアクセスでき、信頼性の高いBlenderレンダー ファームのおかげで、Blender は現在、商業レベルで使用できる 3D パッケージとして認識されています。 著名なスタジオで使用されているだけでなく、Ubisoft、Epic Games、Nvidia など、業界をリードする多くの企業からの資金援助を受け、関心と支持を集めています。

Quixel Mixer

Quixel Mixer (以前は Megascans Studio として知られていました) は、スキャンされたサーフェスをブレンドして、映画やゲーム用のタイル化可能なテクスチャ セットを作成するツールです。 最近の 2020 アップデートでは、Substance Painter の塗りつぶしレイヤー システムに似た機能が提供され、ペイント可能なマスクとメッシュ マップを介して、より多くの制御がされるようになりました。 Quixel Mixerも無制限で無料で利用できます。

Unreal engine

Unreal engineは、ゲーム開発とリアルタイムレンダリングを中心とした 3D 作成ツールおよびゲームエンジンです。 このソフトウェアは非常に寛大な条件で使用でき、エピック ゲームズから無料で提供されています。 多くの業界は、制作中の速度アップと瞬時のビジュアルフィードバックを得れるという点で、リアルタイムレンダリングの利点が注目されています。リアルタイム レンダリングにおける Unreal engineの絶え間ない開発のおかげで、リリースごとに従来のレンダリングに近いレベルのリアリズムを約束しています。

Unreal engineはある程度の GPU パワーを必要とし、レンダリング プロセスをネットワーク全体に分散する簡単な方法がないため、エンジンからアニメーションシーケンスを直接レンダリングしようとしている専用のGPU を持たないユーザーにとってGPU レンタルサービスが便利です。

Photopea / Krita / Gimp

イメージ編集ソフトウェアは、テクスチャ マップの作成と編集、および後処理などの手段として 3D 制作に不可欠です。 嬉しいことに、オープンソースのライセンス、または同様のライセンスで利用できる有能なツールがいくつかあります。

Photopea

Photopea は、Photoshop のインターフェイスとツール セットを厳密にパターン化したブラウザ ベースのソフトウェアです。 唯一の欠点はホットキーのサポートがないことですが、Photopea は Photoshop の代替になれる優秀なツールであり、Photoshop を使う前に練習に使うのもいいかもしれません。


Photoshopの作品
Krita

Krita は、Krita Foundation によるオープンソースのデジタル ペインティングおよびテクスチャ作成プログラムです。ユーザーベースで作られており、コンセプト アートや 2D ペインティング用に傾倒していますが、テクスチャ ツールでタイル化可能なパターンを直感的に作成してテストできます。 Krita にはユーザーコミュニティもあり、たくさんの便利なブラシ セットやその他のツールがユーザーによって無料、または非常に手頃な価格で提供されています。


GIMP

GIMP は、Photoshop に関連する画像の操作、描画、および処理タスクに使用できる画像エディターであり、オープンソースなので無料で利用できます。 選択ツールはそれほど洗練されていないかもしれませんが、Gimp はマスク生成とテクスチャ マップ編集のための有能なツールです。

まとめ

これらのリソースは様々な作業において便利で、このようなサービスやプラットフォームを活用することで、コンテンツ制作の時間を節約でき、予算配分の優先順位を変えることも可能です。
今のような時代では、様々な業界の状況が予測不可能なため、多くの代替手段を知っておくと安心です。

サーバーを利用してクラウドレンダリングをしてみたいという方は是非ご確認ください。

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