Steamheadsは、ノルウェーのオスロに拠点を置き、VFXアーティスト、アニメーター、3Dモデラー、クリエーターからなる多様で活気あるチームです。彼ら世界中で、魅力的な広告、ショートフィルム、プレゼンテーションなどを手がけてきました。2015年から様々な業界に一流のビジュアルコンテンツを提供しており、現在もその勢いは衰えません。
このケーススタディでは、Steamheadsの共同創設者の Alf-Martin Holmedal(アルフ=マーティン・ホルメダル )とともにスタジオを前進させ続けている Nils Arne Brekke( ニルス・アルネ・ブレッケ)との会話を振り返ります。
しかし、まずはその前に。
Steamheads は、印象的な作品の数々を長い時間をかけて築き上げてきましたアイデント(短いビデオシーケンス)、長編映画のビジュアルエフェクト、ルックデベロップメント(プロジェクトのビジュアルスタイルを作ること)、3Dキャラクターアニメーションなど、さまざまな分野でプロジェクトを成功させてきました。その結果、彼らの卓越したスキルと技術的課題の対応能力が証明され、ニルスの専門知識はスタジオのレベルと知識に大きく貢献しています。
ニルスは、以前から私たちのガレージファームでレンダリングを行っています。Steamheadのプロジェクトの多くは、比較的高い解像度でレンダリングされ、アニメーションのキャラクターシーケンス、3Dモーショングラフィックス、フォトリアリスティックな3Dビジュアライゼーションが特徴です。プロジェクトの複雑さゆえに、いざというときに頼れるレンダーファームが必要なのです。GarageFarmがどのように役立っているかを、ニルスが下の事例で詳しく語ってくれました。
「プロジェクトの一つは、フォードの新型フォード・マスタングGT500のアニメーションを制作するというものでした。 このアニメーションは、モーターショーで大型スクリーンに映し出されるもので、解像度は6000×2000ピクセルで、クリスマスから新年にかけて完成させる必要があったため、早急にレンダリングしなければいけないタイトな納期のプロジェクトでした。まだ製造されていない試作車を扱うというアニメーションだったのでとても楽しかったです。 何を見せるかについては細心の注意を払う必要がありましたが、カメラアングルの決定など、クライアントと充実した話し合いができました。」
大抵のプロジェクトのフレームは、視覚効果やポストプロダクションで一般的に使用される高品質の画像フォーマットであるEXRフォーマットでレンダリングされます。さらに、プロジェクトの各ショットやシーンには複数のパスやレイヤーがあり、後処理や合成のために別々にレンダリングされます。EXRファイルのサイズが大きく、複数のパスがあるため、ローカルにあるコンピューター間で転送するのは時間がかかり、現実的ではありません。
「アニメーションの長さやレンダリング時間は思い出せませんが、ローカルでレンダリングする以外に方法はありません。 これには数日、場合によっては数週間もかかったでしょう。 通常、レンダーファームのリソースを、プロジェクトの開始時に割り当てるのが一般的で、 今ではこれが当たり前になっています。」
レンダーファームを自由に使っているSteamheads は、独自のレンダリングインフラを管理する負担を負うことなく、プロジェクトの納期に効率的に対応できます。 これにより、レンダリング費用をより簡単かつ正確にプロジェクト予算に組み入れることができるようになりました。
また、レンダリングをファームで行うことで時間やコストを削減するだけでなく、特にネットワーク上でのレンダリングに関しては、サポートとの直接的かつ迅速なコミュニケーションの重要性を指摘しています。
「仕事には常に何らかの問題がつきものです。 これらの問題は大抵、プロジェクトの最初のテスト段階で発生するのですが、ガレージファームはこれらの問題を解決したり、対処法を積極的に教えてくれます。 通常、最初のレンダリングを送信する前に、ガレージファームのサポートチームと会話を始め、サポートや説明を求めます。プラグインや特別な設定がある場合は、サポート側のスクリプトやその他のソリューションで解決します。おかげで過度に心配する必要がなく、安心感を持つことができます。」
ニルスは、カスタマーサポートに関して、他の一般的なサービスでは問い合わせはチケット制で、数分から数時間、あるいは数日間、待ち時間が発生することがあることも指摘しています。しかしガレージファームでは、リアルタイムでのチャット、または電話で専任の 3D スペシャリストとやり取りできるので、より効率的かつタイムリーに懸念を解消することができ、ガレージファームは他のサービスとは一線を画していると言います。
「ガレージファームのサポートチームはとても優秀です。 大規模なシステムから機械的な答えを得るのではなく、個人的なサポートを受けることができるという感覚があります。個人対個人で会話や議論をすることができるので、人間的なつながりとサポート環境があるため、ストレスを軽減することにもつながります。」
Steamheads は主に 3ds Max をメイン DCC として使用し、Forest Pack や Phoenix FD などの広く使用されているプラグインも活用しています。 そして現在、制作プロセスの最適化、時間的制約の軽減、従来のオフラインレンダリング手法に加え、リアルタイムレンダリング機能を活用するために、BlenderとUnreal Engine 5をワークフローに統合することを検討しています。
今後は、VRやゲームへのサービス拡大や、映画業界との密接な関わりを持ち、顧客の新たなニーズに応えていきたいと考えています。
CG業界で起こっているすべてのことを考慮すると、ニルスやスタッフに数年後にどのような状況が待っているかはわかりません。しかし、彼らがエキサイティングな新たな場所に向かって全速力で突き進んでいることは間違いありません。
GarageFarm is a cloud render ガレージファームは、お使いの3Dソフトウェアとシームレスに接続し、レンダリングプロセスを完全に自動化するクラウドレンダーファームです。 複雑で時間のかかる設定も必要なく、アプリケーションのインターフェイスからすぐにシーンを送信することができます。farm that seamlessly connects with your 3D software and fully automates the process of rendering. You can send your scene right from the interface of your application without any complex and time-consuming setups.