ここ2年あまり、たくさんの人達が自宅で仕事をすることを余儀なくされましたが、フリーランスの3DアーティストであるMatt Meersbergenは、すでに何年もリモートワークをしてきました。
彼の完璧なModoのツールセットと、私たちGarageFarm.NETのレンダリングで、製品キャンペーンから企業ビデオ、キャラクターアニメーションまで、すべてを自宅で生み出すことができています。
マットは現在オーストラリアのブリスベンを拠点としていますが、彼の3Dの経歴は故郷から遠く離れた日本で始まりました。 当時クラウドレンダリングのようなサービスはない時に、欧米映画の日本語版のタイトルシーケンスを作成していました。 すべての作業は彼らの小さなスタジオのコンピューターによって行われました。 そして日本語版のタイトルシーケンスを行いつつ、マットは自分でアニメーションを学び始め、その後オリジナルの短編映画を作り始めました。
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Matt Meersによるアニメーション
幾度も修正や調整を重ねることがアニメーションの習熟につながり、それによりオーストラリアのブリスベンにある大きなスタジオでクリエイティブプロデューサーになり、後にアニメーションのディレクターになりました。 そこで彼はアニメーションの経験を積み、Disney Mobile Japanの企業ビデオやディズニーアニメーションに取り組み、彼にフリーランサーになる自信を与えました。
25年以上にわたる4,000マイル以上の旅の後、プロとなって故郷に戻りました。
彼の自宅では、あまり一般的ではないModoが基本のセットアップです。マットはよく「なぜModoなのか」と聞かれますが、答えは単純。彼に合っているからです。その理由を次のように語ってくれました。
よくなぜModoなのかと聞かれますが、 私は過去にLightwave、3D Studio Max(15年)を使用していましたが、Modo(7年)が私のクリエイティブプロセスに最適で、デフォルトのレンダラーを使用しても素晴らしい結果が得られることがわかりました。 FoundryのModoチームは、常にModoの改善に取り組んでおり、私も改善してほしい点について頻繁に彼らとチャットしています。これはすばらしいことです。
マットはModoをとてもよく使用しているので、Modoが彼に適しているだけでなく、開発側との素晴らしい関係を築くことでマットが彼自身をさらにModoに合うようにしていくことができるのです。
素晴らしい関係と言えば、マットは私たちGarageFarm.NETサポートスタッフとも良い関係を築いています。 チームと彼のチャットは、レンダリングの問題の解決から、その他の3Dについてのカジュアルなトークへと変わることがあります。
レンダーファームで問題が発生することはめったにありません。 万が一フレームに問題がある場合は、チャットからサポートに連絡し、100%問題を解決することができます。 また、フレームがレンダリングされるのを待っているとき、業界についてや今後の業界の展望などの雑談なども交えたりしています。基本的にフレンドリーで知識豊富なサポートチームです!
そのため、GarageFarmのサポートスタッフとチャットする際に、マットは一石二鳥で問題を解決と新しい知識を得ることができます。
また、Modoは他のレンダラーほど広く使用されていないため、GarageFarmによるModoのサポートはマットの制作の助けとなります。
すべての3Dアーティストが経験するように、期限を守ることはアーティスト生命に関わる重要なことです。 マットの場合、GarageFarmを使用してレンダリングの優先度を選択することが、信用を維持するか失うかを左右します。
締め切りは常に重要であり、GarageFarmは私をがっかりさせません。 「低」の優先度でレンダリングに時間がかかる場合は、いつでも「中」または「高」の優先度に変更して、ジョブを素早く完了することができます。
GarageFarmは、マットが締め切りに間に合うようにサポートするだけでなく、コストを管理することにも役立ちます。 バージョン、プロセスの反復、および微調整は、3D制作の決まり事と言えます。 したがって、変更する際の負担を最小限に抑えることができれば、予算内にとどまることが容易になりますが、これはGarageFarmのような費用対効果の高いレンダリングのサポートがある場合のみです。 マットは彼の経験を次のように語ってくれました。
化粧品用のアニメーションを作っている私のクライアントは、社内でModoを使用しています。これは、アニメーションの問題処理やアイデア実現に非常に役立ちました(私はホームオフィスでフリーランサーとして働いています)。 レンダリングを何度も繰り返すので、GarageFarmを使用すると、リーズナブルな価格でレンダリングでき、とても助かりました。
マットの経験では、予算はアニメーションプロセスにおいて、”いつ修正をストップするか”という予定を考えさせます。実際には本当に完成したアニメーションはありません。 どんなに完璧に見えても常に何かを改善できますが、もちろん修正を続けることはできません。でないと、廃業を繰り返すことになってしまいます。
これに関してマットの経験を聞いてみましょう:
新規のクライアントには、アニメーションのプロセスについて知っておいてもらう必要があり、最初に期待を明確にして定義しておいてもらう必要があります。そうしないと、非常に低予算でPIXAR並みのアニメーションを期待される可能性があり、これは不可能です。 私は常にアニメーションを洗練することに取り組んでおり、何かしら改善していくことができるので、それを途中で止めることが難しいのですが、予算によっていつ止めるかが決まります。 プロセス全体を通して、アニメーションの静止画や短いシーケンスなどがどのように見えるかをクライアントに示すために、常にテストレンダリングを行います。 これらのレンダリングを行うために、私は迅速でリーズナブルな価格のGarageFarmを使用します。 Modoのメニューのドロップダウンに「renderBeamer」があり、Modoから直接シーンを簡単に送信できます。
てんとう虫みたいになりたい
Matt Meersによるアニメーション
”てんとう虫みたいになりたい”の制作舞台裏
マットの作品に興味がある方は、こちらをチェックしてください。 また、キャラクターボックスを使用してデザインするチュートリアルもご覧いただけます。 マットの制作プロセスがどのようなものかを、下記でちょっとだけご紹介します。
通常、既存顧客や新しいクライアントからの問い合わせはWebサイト経由でメールを受け取ります。 彼らが「伝えたいこと」を詳しく把握し、予算内で制作する最良の方法を思案します。 オーダーメイドのモデルを作成する必要がある場合は、コンセプトイラストレーターの友人の1人を雇って、クライアントが選択できるようにいくつかの参考を作成します。 そこからモデルを作成する時間があれば自分で作成しますが、時間がない場合はモデル制作者を雇ってモデルを作成します。 私はModoを使用し、キャラクターのリギングをすべて自分で行います。大抵、キャラクターのメインの「骨組み」にはPSoftのCharacter Boxを使用し、フェイスリグにはRMC3(Rich Hurreyのフェイシャルリギング)を使用します。 そこから、アニメーションを音声ガイドトラックにブロックし(ナレーションが録音されていない場合)、クライアントに提示する必要がある範囲の、シーンのアニメーションパスを処理し続けます。 クライアントからフィードバックを受け取ったら、アニメーションを洗練するためにアニメーションパスの作業を続けます。 クライアントがプロジェクトの途中経過を確認しないまま、最終の段階になって結果が気に入らない、ということほど恐ろしいことはありません!
以上のように、マットはプロの3Dアーティストになるために強力なセットアップは必要ないことを証明しています。 必要なのは、スキル、コンピューター、そしてGarageFarmのような信頼できるレンダリングパートナーだけです。
もし私たちと一緒にレンダリングしたいプロジェクトがあれば、こちらから価格をご確認ください。