Atkins Globalは、英国最大級であり、世界的にも高く評価されているデザイン・エンジニアリング系コンサルタント企業です。世界各地にオフィスを展開し、18,000人の従業員を擁しています。今回は、AtkinsグループのCreative Designチームに所属するシニア3Dビジュアライザー、Aaron Wright氏に、チームの仕事について話を伺いました。Aaron氏は、Atkinsが関わるさまざまなプロジェクトにおいて、マーケティング面での訴求力を高め、設計内容をより分かりやすく伝えるためのビジュアル制作を担当しています。短納期が求められる大規模案件では、Aaron氏はGarageFarm.NET Render Farmを活用しています。これまでに一緒に取り組んできた多くのプロジェクトでも、その価値の高さが実証されてきました。
当社がレンダリングを担当したプロジェクトやAtkinsの業務内容については、機密情報が多いため詳しくご紹介することはできませんが、ここではAaronとのインタビューをお楽しみいただければ嬉しいです。
お名前とお住まい、そしてお仕事について教えてください。
Aaron Wrightです。ロンドンに住んでいて、シニア3Dビジュアライザーとして働いています。
Atkins Globalでの役割について教えてください。
Atkinsは、デザイン、エンジニアリング、プロジェクトマネジメントの分野で世界的に高い評価を受けているコンサルタント企業です。私たちは、長期的なパートナーシップを築きながら、アイデアを形にし、人々の暮らしをより良くすることを目指しています。
私はAtkinsの「クリエイティブデザイン」チームで働いています。3Dビジュアライゼーションチームの役割は、Atkinsが関わるさまざまな魅力的なプロジェクトを支援することです。たとえば、提案書で計画をより魅力的に見せたり、説明会で内容をわかりやすく伝えたり、広報や宣伝のための画像や映像を制作したりしています。
チームでは、どのような仕事をすることが多いですか。
Atkinsはさまざまなエンジニアリング分野に向けてサービスを提供しているため、私たちのチームが手がけるビジュアル制作の内容も幅広く、多岐にわたります。たとえば、交通分野のプロジェクトや、建築分野のプロジェクトなどがあります。
キャリアの初期について教えてください。
私のビジュアル制作のキャリアは、まず製品業界から始まりました。その後、Atkinsの3Dビジュアルチームにジュニアとして入ったことで、大きな転機を迎えました。そこで、より大規模なシーンを扱うことになり、制作の進め方や使用するソフトも変わりました。最初は覚えることが多く大変でしたが、その経験を通して、デザイナー兼ビジュアライザーとして大きく成長することができました。
そもそも、なぜCGの仕事に興味を持ったのですか。
私は、ものを本物らしく見せることが好きなんです。また、新しい技術に関わったり、世の中がどう変化していくのかを見るのも好きです。Atkinsで働くことで、日々さまざまな革新に触れることができます。
チームにとって特に印象深かったプロジェクトについて教えていただけますか。
それを話したら、あなたを消さないといけなくなります(笑)
当社でレンダリングしてきたプロジェクトは数多くありますが、その中からいくつかご紹介いただけますか。
これらのプロジェクトは主に交通分野の案件で、こうした案件では、計画の内容をわかりやすく伝えるために、私たちの映像やビジュアルが役立ってきました。「百聞は一見にしかず」と言いますが、アニメーションでは多くのことを伝えられます。何がどのように変わるのか、そしてその変化にどんな利点があるのかをわかりやすく伝えるために、アニメーションやビジュアルはとても重要です。制作の過程で生じやすい誤解や混乱を防ぐ助けにもなります。

では、使用しているソフトやツールについて教えてください。
基本的に、アニメーション制作には3ds Maxを使い、レンダリングにはV-Rayを使用しています。レンダリング時間は全体としてかなり良好で、短納期が必要な場合にも、いつも柔軟に対応してもらっています。私たちが手がけるアニメーションは数分程度のものが多く、フレーム数は最大で5000程度になることもあります。
クラウドレンダリングについてはどう思いますか。
短納期が求められる大規模な案件では、クラウドレンダリングは非常に大きな助けとなりました。しかし、スケジュールに余裕がある場合は、社内でレンダリングを行うこともあります。
建築ビジュアル制作は、ここ数年でどのように変わってきたと感じますか。
私たちは新しい技術に積極的に取り組んでいて、インタラクティブなビジュアル制作を担当するチームが、AR、VR、リアルタイム表示のプロジェクトにも携わっています。どの手法を選ぶかは、インタラクティブな表現にするか、従来型のビジュアルにするかを含めて、常にそのプロジェクトに何が必要か、何が最も適しているかによって決まります。
あなたにとって、重視するのはアート性ですか。それともデザインとしてのわかりやすさですか。
私はビジュアライザーとして、常により素晴らしいビジュアルを目指しています。画面の印象やリアルさを高めるために、見る人が意識しないような細かな工夫も欠かせません。そういう意味で、美的な視点はいつも大切です。ただその一方で、プロジェクトやクライアントの要望を踏まえることも重要です。どれほど印象的な表現でも、目的に合わなければ最適とは言えません。さらに、制作時間も大きな判断材料になります。
GarageFarm.NETを使うようになったきっかけを教えてください。
同僚からGarageFarm.NETを紹介してもらったのがきっかけです。やり取りが早くてスムーズなことが、継続して利用している大きな理由になっています。難しい案件でも柔軟に対応し、できる限り力になってくれる点も助かっています。



