Classic Colorは、印刷用データの制作、印刷、3Dビジュアル制作の分野で数々の賞を受賞してきた世界的な企業です。今回は、CG制作チームのうちの1人、ロヘリオ・グスマンにお話を伺いました。グラフィック制作の仕事やBlenderとModoの活用、当社のクラウドサービスを使ったBlenderのオンラインレンダリングについて紹介します。
「レンダリングの負荷が高いプロジェクトでは、いつもクラウドレンダリングを利用しています。社内にレンダーファームはなく、ファームの運用は複雑なので、専門のGarageFarmに任せるのが合理的です。そのおかげで、自分たちの仕事に集中できます」
ロヘリオ・グスマン、Classic Color
Classic Colorのチームと、ご自身について教えてください。
Classic Colorには、印刷、デザイン・レイアウト、画像修整、CGなどの部門があります。CGチームはビル・コーンマンと私、ロヘリオ・グスマンの2人です。私はシニア3Dジェネラリストとして働いています。広告業界での経験は18年余り、そのうち3D制作に携わってきたのは10年です。これまで、著名な大手ブランドの仕事にも携わる機会に恵まれました。
会社の創業から現在までの歩みや、所在地、得意分野について教えてください。
Classic Colorは、印刷用データの制作と印刷サービスを手がけて40年になる企業です。特殊印刷や写真のレタッチ・加工に加え、CG画像の制作や3Dレンダリングも得意としています。お客様の制作工程に合わせて、デジタルと印刷の両方の広告・販促物を一貫して制作できます。拠点はアメリカ・イリノイ州ブロードビューにあります。
普段はどのような業界のお客様と仕事をしていますか?
主なお客様は、広告業界と工業デザイン業界の企業です。
これまで手がけた中で、特に印象に残っているプロジェクトや、苦労したプロジェクトについて教えてください。
いくつか印象に残っている仕事があります。まずはKマートのプロジェクトです。従来のデザインとは違う、現代的なサンタのそりをデザインしてほしいという依頼でした。そこでビルとアイデアを出し合い、スノードームを動力にしたロケット式のそりを考えました。革製の手綱や、トナカイのルドルフをかたどった先端部分など、昔ながらのそりを思わせる要素も残しています。楽しく取り組めた仕事でした。
もう一つは、Precision Plantingのプロジェクトです。同社から製品のCADデータを受け取り、製品を紹介する映像を制作しました。ポリゴン数の多いモデルを使いながら、製品の動きを再現するアニメーションを作るのが難しいところでした。
制作ではBlenderをよく使っているそうですね。使い始めたきっかけと、現在の活用方法を教えてください。
Precision Plantingの仕事を始めて約1年後に、Blenderを使い始めました。先方から届くCADデータはポリゴン数が非常に多く、当時使っていたModoでは扱いきれなかったんです。モデルを動かすのも画面内を移動するのも大変でした。Blenderは数年前に試して、当時は使いにくいと感じていました。でも、もう一度試してみると、操作画面が変わっていて、ずっと使いやすくなっていました。ModoからFBX形式で書き出したデータをBlenderに読み込むと、問題なく扱えたんです。Modoでは操作中に画面が固まり、最後には強制終了してしまうようなデータでも、Blenderなら画面内を移動したり、モデルを修正したりできました。その後、Modoと同じようにリアルな画像をレンダリングできるか試したところ、期待どおりの結果が得られました。そこで上司に提案し、制作工程にBlenderを取り入れました。今では仕事の約85%で使っています。
GarageFarm.NETのレンダーファームでは、どのようなプロジェクトをレンダリングしましたか?いくつか簡単に教えてください。
納期が短いアニメーションや静止画の仕事は、すべてGarageFarm.NETにレンダリングを依頼しています。Precision Plantingの仕事もすべてその対象です。Precision Plantingの案件では、合計1,500~3,000フレームをレンダリングすることもあります。
Precision Plantingの2018年1月のカンファレンスに向けた仕事も、その一つです。約2か月で、「20|20」の発表用アニメーション、「Conceal」「Hopper」「SmartFirmer」のアニメーションという4本を完成させる必要がありました。
ConcealとSmartFirmerのアニメーションでは、土の質感表現が課題になりました。接写でも引きの映像でも自然に見せながら、1フレームあたりのレンダリング時間を抑える必要があったからです。特に納期が短かったため、この両立には苦労しました。


4本とも制作規模が大きく、社内でレンダリングしていては納期に間に合いません。そこで、4本すべてをGarageFarmでレンダリングしました。短期間で仕上げられたので、納期を心配せずに済みました。
最初はModoを使っていましたが、クライアントから提供されたモデルはポリゴン数が多く、うまく扱えませんでした。そこでBlenderで試したところ、問題なく動いたため、4本すべてをBlenderで仕上げることにしました。以来、Blenderをメインの3Dソフトとして使っています。合成作業にはBlackmagic FusionとDaVinci Resolveも使いました。
クラウドレンダリングをどう評価していますか?まだ導入に踏み切れないスタジオもありますが。
レンダリングに時間がかかる案件では、必ずクラウドレンダリングを使っています。社内にレンダーファームがなく、ファームの運用には手間がかかるので、その部分を専門のGarageFarmに任せています。おかげで、私たちは得意な制作に集中できます。
GarageFarm.NETを知ったきっかけと、初めて利用したときの感想を教えてください。
数年前、Google検索で見つけました。初めて使ったときの印象はとても良かったです。当時はレンダーファームを使った経験がなく、レンダリング用のファイルをどう送ればいいのかもわかりませんでした。ほかのレンダーファームもいくつか試しましたが、GarageFarmはサポートチームに相談しやすく、必要なときにすぐ助けてもらえました。使い続けている一番の理由は、そのサポートの良さです。renderBeamerで多くの作業を自動化できますが、行き詰まったり疑問が出たりしたときには、しっかり相談に乗ってもらえます。
GarageFarm.NETはとても気に入っています。私は新しい技術が好きですが、困ったときに人が直接対応してくれることも大切だと思っています。GarageFarmは、その両方を備えています。
Classic Colorにとって、クラウドレンダーファームはどのように役立っていますか?先ほどのプロジェクトを例に教えてください。
GarageFarmには本当に助けられています。特にPrecision Plantingの案件は納期が短く、数千フレームをレンダリングしなければなりません。GarageFarmなら短時間で仕上がり、費用も抑えられます。
何年も前、レンダリングで問題が起きて、原因がどうしてもわからなかったことがあります。GarageFarmに相談すると、快く対応してくれて、一緒に原因を突き止めてくれました。使っているソフトに詳しい担当者が対応し、問題の解決を手伝ってくれるところが気に入っています。
Classic Colorとロヘリオについて詳しくは、Classic-color.comとcgi3dro.comをご覧ください。



